めし‐つど・う【召し集ふ】
[動ハ下二]貴人や上位の人が呼び集める。召し集める。「武士(もののふ)ども—・へ」〈増鏡・新島守〉
めし‐つ・れる【召(し)連れる】
[動ラ下一][文]めしつ・る[ラ下二]目下の人や家来を一緒に連れていく。従える。「側近を—・れる」
めし‐と・る【召(し)取る】
[動ラ五(四)] 1 (「召し捕る」とも書く)官命により罪人などをつかまえる。逮捕する。「盗賊を—・る」 2 貴人や上位の人が呼び寄せる。「鍛冶匠(かぢたくみ)六人を—・りて」〈竹取〉
めし‐な【召名】
除目(じもく)の際、任官される人々の名を列記して太政官から奏聞する文書。
めし‐はな・す【召し放す】
[動サ四]領地・官位などを取り上げる。「大罪を犯さざる者—・すべからざるの由定めらる」〈吾妻鏡・一八〉
めし‐はな・つ【召し放つ】
[動タ四]貴人などが、大勢の中からその人だけを選んで呼び寄せる。「この君、—・ちて語らひ給へば」〈源・紅梅〉
めし‐ふ【召符】
《「めしぶ」とも》「召文(めしぶみ)」に同じ。
めし‐ぶね【召し船】
貴人の乗る船。「御大将の—の船頭は汝たるべし」〈浄・盛衰記〉
めし‐ぶみ【召文】
1 官庁が人を召し出すために出す書状。呼び出し状。召符(めしふ)。召状。 2 中世、幕府に訴訟が提起された場合、訴状と陳状のやり取りが三度に及んで解決しないときに、訴人・論人に発せられる召喚状。...
めし‐もの【召(し)物】
相手を敬って、その食べ物、着物、履物などをいう語。召し料。