きっ‐きょう【喫驚/吃驚】
[名](スル)おどろくこと。びっくりすること。「紳士は—し、空を仰いで」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
きっ‐きん【喫緊/吃緊】
[名・形動]差し迫って重要なこと。また、そのさま。緊要。「—の問題」
きっ‐すい【喫水/吃水】
船舶が水に浮いているときの、船体の最下端から水面までの垂直距離。船脚(ふなあし)。
きっすい‐せん【喫水線】
静水面に浮いている船体の水面と接する線。
きっ‐そう【吃相】
表情。顔色。顔つき。「—かえて立上らんとすれば」〈露伴・寝耳鉄砲〉
きつ【吃】
[音]キツ(漢) [訓]どもる 1 どもる。「吃音・吃語」 2 (「喫」と通用)受け入れる。「吃驚(きっきょう)・吃水」 [難読]吃逆(しゃっくり)・吃驚(びっくり)
きつ‐おん【吃音】
発声時に第1音が円滑に出なかったり、ある音を繰り返したり伸ばしたり、無音が続いたりする言語障害。不安や緊張などの心理的影響が強いと考えられているが、原因は不明。舌・唇・声帯・横隔膜など、発声・調...
きつ‐きつ【吃吃】
[ト・タル][文][形動タリ]声を出して笑うさま。「—として窃笑せり」〈紅葉・金色夜叉〉
きつ‐ぎゃく【吃逆】
しゃっくりのこと。
きつ‐ご【吃語】
言葉がどもること。