な‐とり【名取】
1 芸道で、一定の技能を修得し、家元・師匠から芸名を許されること。また、その人。「踊りの—」 2 評判の高いこと。名高いこと。また、その人。「かの偏屈者の—の謹次氏」〈蘆花・思出の記〉 「東西南...
なとり【名取】
宮城県中南部の市。中心の増田はもと奥州街道の宿場町。植松には雷神山古墳がある。仙台市の南にあり、住宅地化が進む。人口7.3万(2010)。
なとり‐がわ【名取川】
宮城県中南部を東流する川。奥羽山脈の二口峠付近に源を発し、仙台市と名取市の境で仙台湾に注ぐ。流域に秋保(あきう)温泉がある。[歌枕]「陸奥(みちのく)にありといふなる—なき名とりては苦しかりけ...
なとり‐ぐさ【名取草】
牡丹(ぼたん)の別名。
なとり‐し【名取市】
⇒名取
なとり‐ようのすけ【名取洋之助】
[1910〜1962]写真家。東京の生まれ。昭和8年(1933)木村伊兵衛らとともに日本工房を設立。報道写真の分野で活躍する一方、土門拳らの門弟を育成した。
な‐どころ【名所】
1 姓名と住所。 2 景色・旧跡などで有名な場所。めいしょ。「桜の—」 3 器物などの部分の名称。「鎧(よろい)の—」「馬の—」
な‐なし【名無し】
名前がないこと。名前のついていないこと。また、そのもの。
ななし‐ぐさ【名無し草】
名もないつまらない草。雑草。「あれど甲斐なき—」〈浄・吉野忠信〉
ななし‐の‐ごんべえ【名無しの権兵衛】
名のわからない人や物をさして、たわむれていう語。