め‐ぶき【芽吹き】
芽吹くこと。樹木の新芽が出はじめること。
もえ‐わた・る【萌え渡る】
[動ラ四]草木が一面に芽吹く。ことごとく芽ぐむ。「—・る草木もあらぬ春辺には」〈宇津保・春日詣〉
もくれん‐き【木蓮忌】
内田百閒(ひゃっけん)の忌日。4月20日。「木蓮や塀の外吹く俄風(にわかかぜ)」の句にちなむ。
やま‐かぜ【山風】
1 山に吹く風。山から吹いてくる風。 2 夜間、尾根から谷、谷から平野部へと吹き下ろす風。山の斜面が放射冷却し、重くなった大気が低い方へ流れ出すために起こる。
やました‐かぜ【山下風】
山のふもとを吹く風。山おろしの風。「白雪の降りしく時はみ吉野の—に花ぞ散りける」〈古今・賀〉
やまじ‐かぜ【やまじ風】
愛媛県東部に吹く局地風。石鎚山脈と剣山地の間を抜ける南寄りのフェーンで、春に多く、日本海側を低気圧が通過する際に発生する。元は「山風(やまじ)」と呼ばれていたが、気象用語としては「やまじ風」が用...
やま‐せ【山背】
1 山を越えて吹いてくる風。フェーンの性質をもつ風。 2 夏季に北日本の太平洋側、特に三陸地方に吹く冷湿な北東風。オホーツク海高気圧から吹き出す風で、長く続くと冷害の原因となる。《季 夏》「二艘...
やませ‐かぜ【山背風】
1 「やませ」に同じ。《季 夏》 2 琵琶湖沿岸に吹く春夏の風。瀬田あらし。
やまたに‐かぜ【山谷風】
山の斜面に沿って吹く風。日中に谷底から山頂へ向かって吹き上がる谷風が、夜間になると山風となって谷底へ吹き下ろすもの。斜面風。
ゆう‐あらし【夕嵐】
夕方に吹く強風。