くれ◦さします【呉れさします】
[連語]《動詞「く(呉)る」の未然形+尊敬の助動詞「さします」》 1 くださる。「床几(しゃうぎ)—◦さしませ」〈和泉流狂・八尾〉 2 (…「てくれさします」の形で)…てくださる。「やあ、そなた...
くれ‐さしめ【呉れさしめ】
[連語]《動詞「く(呉)る」の未然形+尊敬の助動詞「さしむ」の命令形「さしめ」》ください。くれたまえ。「ひらに助けて—」〈虎清狂・禁野〉
くれ‐し【呉市】
⇒呉
くれ‐たけ【呉竹】
《中国の呉(ご)から渡来した竹の意》ハチクの別名。
くれたけ‐の【呉竹の】
[枕]竹の節(ふし)また節(よ)に関する意から、「ふし」「よ」「よる」「言の葉」「末」にかかる。「—ふし沈みぬる露の身も」〈金葉・雑下〉 「—むなしと説ける言の葉は」〈千載・釈教〉
くれたけ‐の‐だい【呉竹の台】
清涼殿東庭の北寄りにある、呉竹を植えた所。格子の籬垣(ませがき)の中にある。
くれ‐つづみ【呉鼓/腰鼓】
呉楽(くれがく)に用いた鼓。ひもで首から掛け、腰のあたりに横につるして両手で両鼓面を打ち鳴らす。腰鼓(ようこ)。くれのつづみ。
くれ‐て【呉れ手】
1 物をくれる人。「資金の—」 2 (動詞連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて)その物事をしてくれる人。「お手伝いに来て—がない」
くれて‐や・る【呉れて遣る】
[動ラ五(四)] 1 物を与えて、遠くへやる。 2 自分より目下の者や、いまいましく思っている者に物を与える。「こんなものすべて—・る」
くれ‐の‐あい【呉の藍】
紅花(べにばな)の別名。