く‐ぎ【供犠】
神に、いけにえを供える宗教的・呪術的(じゅじゅつてき)儀式。また、そのいけにえ。きょうぎ。
グロッソラリア【glossolalia】
ある言語社会で、理解不可能であるような形のくずれた語や無意味な音声連鎖を作り出して話すこと。ある社会では宗教性・呪術性をもち重要視されるが、現代の多くの社会では精神障害の一例としてとらえられる。異言。
ご‐みょう【五明】
古代インドで用いられた学問の分類法。仏教では、仏教徒の学ぶ内(ない)と、世俗一般の外(げ)とに分ける。内の五明は、声明(しょうみょう)(文法・文学)・工巧明(くぎょうみょう)(工芸・技術・暦数)...
シャーマン【shaman】
脱魂・憑依(ひょうい)のような特異な心理状態で、神霊・祖霊などと直接に接触・交渉し、卜占(ぼくせん)・予言・治病などを行う呪術(じゅじゅつ)・宗教的職能者。シャマン。
しゅげん‐どう【修験道】
日本古来の山岳信仰と、仏教の密教、道教などが結びついて平安末期に成立した宗教。役(えん)の行者(ぎょうじゃ)を初祖とする。霊験を得るための山中の修行と加持・祈祷(きとう)・呪術儀礼を主とする。室...
しんい‐せつ【讖緯説】
中国で、前漢から後漢にかけて流行した未来予言説。讖は未来を占って予言した文、緯は経書の神秘的解釈の意で、自然現象を人間界の出来事と結びつけ、政治社会の未来動向を呪術的に説いたもの。日本にも奈良時...
しんれい‐りょうほう【心霊療法】
病気の原因には霊がかかわっているとして、祈祷(きとう)・呪術などの治病儀礼によって、病気を治療する方法。
じゃ‐じゅつ【邪術】
1 不正な方法。また、幻術。魔法。 2 人類学などで、呪術の一分類。意図的に他人に災いを及ぼすためのまじない。
じゅ【呪】
1 他人に災いが生じるように神に願うこと。のろい。呪詛(じゅそ)。 2 自分の災いを取り除くために神仏に願うこと。呪術(じゅじゅつ)。まじない。 3 仏語。陀羅尼(だらに)。真言(しんごん)。
じゅ【呪】
[常用漢字] [音]ジュ(慣) [訓]のろう まじなう まじない 1 のろう。のろい。「呪詛(じゅそ)」 2 まじなう。まじない。「呪術・呪文(じゅもん)」 [補説]「咒」は異体字。