ずそ‐の‐はらえ【呪咀の祓】
人にのろわれたのを除くための祓(はらえ)。じゅそのはらえ。「物よく言ふ陰陽師(おんやうじ)して、河原に出でて—したる」〈枕・三一〉
とご・う【詛ふ/呪ふ】
[動ハ四]のろう。「竹の葉に包みて、—・はしめて言ひけらく」〈記・中〉
のろい【呪い/詛い】
のろうこと。呪詛(じゅそ)。「—をかける」「—をとく」
のろい‐ごと【呪ひ言】
のろいをこめた言葉。「人の—は負ふものにやあらむ」〈伊勢・九六〉
のろ・う【呪う/詛う】
[動ワ五(ハ四)] 1 恨みや憎しみを抱いている人に災いが起こるように神仏に祈る。また、災難がふりかかったり、失敗したりするように願う。「恋仇(がたき)を—・う」「—・われた運命」 2 強く恨む...
のろのろ・し【呪呪し】
[形シク]のろいたいほど憎い。いまわしい。恨めしい。「聞きにくく—・しき事ども多かり」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉
のろわし・い【呪わしい】
[形][文]のろは・し[シク]《「のろ(呪)う」の形容詞化》呪いたい気持ちである。「—・い運命」「—・い事件」
のろん‐じ【呪師】
⇒じゅし(呪師)3
ほさ・く【祝く/呪く】
[動カ四] 1 (祝く)祝いごとを述べる。ことほぐ。「則ち以(も)て神—・き—・きき」〈神代紀・上〉 2 (呪く)祈って他人の不幸を願う。のろう。「火の中に投げ入れむとして—・きて曰く」〈北野本...
まじ‐ない【呪い】
神仏その他不可思議なものの威力を借りて、災いや病気などを起こしたり、また除いたりする術。「—をかける」「人前でもあがらないお—」