あっさり
[副](スル) 1 人の性質や事物の状態などがしつこくないさま。複雑でないさま。さっぱり。「—(と)した味つけ」「—(と)している人」 2 時間や手間をかけずに物事が行われるさま。簡単に。「—(...
あっち‐もの【彼方者】
1 外国人。「日本の地を離れて、—とぞなりけり」〈浮・色三味線・五〉 2 あの世の者。死者。また、死ぬと決まった者。「孫めが親と一緒に、—になりをらうかと悲しさに」〈浄・盛衰記〉
あつめ‐じる【集め汁】
大根・牛蒡(ごぼう)などの野菜や豆腐・串鮑(くしあわび)・干し魚など、種々の材料を取り合わせて煮込んだ味噌汁、またはすまし汁。邪気を払うとして5月5日に食べるものとされた。《季 夏》「巻昆布の中...
あつ・める【集める】
[動マ下一][文]あつ・む[マ下二] 1 多くの人や物を一つところにまとめる。「聴衆を—・める」「切手を—・める」 2 興味・関心などを引きつける。集中させる。「注目を—・める」「人望を—・める...
あて‐じ【当て字/宛字】
日本語を漢字で書く場合に、漢字の音や訓を、その字の意味に関係なく当てる漢字の使い方。狭義には、古くから慣用の久しいものについていう。「目出度(めでた)し」など。借り字。
あて‐ぶり【当て振り】
踊りで、歌詞の意味を適当に身ぶりで表すこと。
あと‐あじ【後味】
1 飲食のあと、口の中に残る味。あとくち。 2 物事が済んだあとに残る感じや気分。「事件は解決したが、—が悪い」
あと‐くち【後口】
1 飲食したあと口の中に残っている味や感じ。あとあじ。 2 自分の言動のあとの気分。あとあじ。「けんか別れになって—が悪い」 3 申し込みなどの、あとの順番。あとに待っているもの。「—が控えてい...
あと‐ぐすり【後薬】
《病人が死んだあとの薬の意から》物事がすんでから処置しても意味のないことのたとえ。
あと‐じさ・る【後退る】
[動ラ五(四)]《「あとしざる」とも》 1 「あとずさる1」に同じ。「私はたじろき気味に、…一歩—・ったが」〈嘉村・秋立つまで〉 2 「あとずさる2」に同じ。「未(まだ)ほんとうに知らねえものと...