こきゅう‐しきそ【呼吸色素】
生体内に含まれ、呼吸に際し分子状の酸素と結合して、組織の細胞に酸素を運搬する色素。脊椎動物の赤血球中のヘモグロビン、甲殻類や軟体動物に含まれるヘモシアニンなど。
こきゅう‐しょう【呼吸商】
呼吸の際に消費した酸素の量と、排出した二酸化炭素の量との比。糖質で1.0、たんぱく質で0.8、脂質で0.7。呼吸率。RQ。
こきゅう‐じゅ【呼吸樹】
ナマコ類の呼吸器官。樹枝状の管で、直腸につながり、肛門(こうもん)から出入りする海水でガス交換を行う。水肺(すいはい)。
こきゅうせい‐アシドーシス【呼吸性アシドーシス】
肺疾患などで呼吸機能が低下し、肺から二酸化炭素を十分に排出できなくなり、動脈血中の炭酸ガス濃度が上昇してpHが低下した状態。→アシドーシス →代謝性アシドーシス
こきゅう‐ちゅうすう【呼吸中枢】
呼吸運動を支配する神経中枢。哺乳類では延髄にあり、脳からの命令や血液中の二酸化炭素濃度の影響を受けて活動し、呼吸筋に運動の命令を送る。
こきゅう‐ねつ【呼吸熱】
呼吸によって生じた熱。動物の体温上昇、維持などの作用をする。
こきゅう‐ふぜん【呼吸不全】
呼吸機能の障害によって、動脈血中の酸素や二酸化炭素の濃度が異常な値を示し、生体が正常な機能を営むことができない状態。
呼吸(こきゅう)を合(あ)わ・す
《相手と自分の息を合わせることから》調子を合わせる。
呼吸(こきゅう)を呑(の)み込(こ)・む
物事を行うための、微妙なこつを会得する。「—・んでいるから大丈夫だ」
こ‐ごう【呼号】
[名](スル) 1 大声で叫ぶこと。「街頭で候補者の名前を—する」 2 威勢を示すために大げさに言いたてること。「参加者五万人と—する」