わかんごううん【和漢合運】
江戸時代の数学者、吉田光由の著作「和漢編年合運図」の通称。正保2年(1645)刊行。
わかんさんさいずえ【和漢三才図会】
江戸時代の百科事典。105巻。寺島良安著。正徳2年(1712)成立。中国の「三才図会」にならい、和漢古今の万物を掲げ、漢文で解説を施し、図解したもの。
わかん‐しょ【和漢書】
1 和書と漢籍。 2 図書館の分類で、ローマ字書きの洋書に対して、漢字・仮名書きの本。
わかん‐やく【和漢薬】
和薬と漢薬の総称。生薬(しょうやく)のこと。
わ‐かん‐よう【和漢洋】
日本と中国と西洋。また、和学と漢学と洋学。
わかん‐れんく【和漢聯句】
連歌・聯句の形式の一。発句(ほっく)を和語の句で始め、以下五言の漢詩句と交互に詠み進めるもの。五山文学において盛行。→漢和(かんな)聯句
わかんろうえいしゅう【和漢朗詠集/倭漢朗詠集】
平安中期の詩歌集。2巻。藤原公任撰。長和2年(1013)ごろの成立か。朗詠に適した白居易などの漢詩文の秀句約590首と紀貫之(きのつらゆき)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)などの和歌約220...
わ‐がく【和学/倭学】
日本古来の文学・歴史・有職故実(ゆうそくこじつ)などを研究する学問。国学。皇学。→漢学 →洋学
わ‐がく【和楽】
日本古来の伝統的な音楽。邦楽。
わがく‐こうだんしょ【和学講談所】
寛政5年(1793)塙保己一(はなわほきいち)が幕府の公許を得て江戸に設立した学舎。国史・律令を講じ、「群書類従」「武家名目抄」などを編纂(へんさん)。慶応4年(1868)廃止。和学所。