わいない‐さだゆき【和井内貞行】
[1858〜1922]水産増殖研究家。秋田の生まれ。魚類の生息しない十和田湖で、支笏(しこつ)湖産のヒメマスの養殖に成功。
わ‐いん【和院】
[代]二人称の人代名詞。僧侶に向かって親愛の気持ちをこめてよぶ語。和僧。「その程は—はやすみて居たれ」〈今昔・二九・一七〉
わ‐いん【和韻】
漢詩で、他人の詩に和し、同一の韻を用いて詩を作ること。原作と同一の字を同一の順に用いる次韻、順にこだわらずに用いる用韻、同一の韻に属する他の字を用いる依韻の3体がある。
わ‐えい【和英】
1 日本語と英語。 2 「和英辞典」の略。
わえいごりんしゅうせい【和英語林集成】
日本最初の和英辞典。1冊。ヘボン著。初版は慶応3年(1867)刊。再版は明治5年(1872)刊。明治19年(1886)の第3版に用いたつづり方がヘボン式ローマ字綴り方。「日葡(にっぽ)辞書」など...
わえい‐じてん【和英辞典】
日本語を見出し語とし、それに相当する英語をつけた辞典。
わ‐おとこ【我男/吾男/和男】
[代]二人称の人代名詞。対等以下の男性に向かって、親愛または軽んじる気持ちをこめてよぶ語。きさま。おまえ。「—、かしこにありしときは言はで」〈宇治拾遺・七〉
わ‐おもと【我御許/吾御許/和御許】
[代]二人称の人代名詞。女性に向かって、親愛の気持ちで、また、多少の敬意をこめて呼ぶ語。そなた。おまえ。「—は物に狂ふか」〈今昔・二八・一〉
わ‐おん【和音/倭音】
1 日本流の漢字音。平安時代までは、正音とされた漢音に対して呉音系の音をいう。また、漢音・呉音以外の慣用音をいうこともある。 2 (和音)二つ以上の高さの異なる音が同時に鳴るときの合成音の響き。...
わ‐おんな【我女/吾女/和女】
[代]二人称の人代名詞。女性に向かって、親愛または軽んじる気持ちをこめていう語。おまえ。「なぞ—め、佐多がと言ふべきことか」〈宇治拾遺・七〉