あか‐もの【赤物】
ツツジ科の常緑小低木。高山に生え、高さ10〜30センチ。葉は卵形で先がとがり、毛がある。夏、柄の長い釣鐘状の白い花が咲く。実は熟すと赤くなり、食べられる。いわはぜ。
アガパンサス【agapanthus】
ヒガンバナ科の多年草。高さ50〜100センチ。葉は根際から多数出る。6月ごろ、紫色または白色の花が咲く。南アフリカの原産。紫君子蘭(むらさきくんしらん)。アフリカンリリー。
あき‐からまつ【秋唐松】
キンポウゲ科の多年草。山野に生え、高さ1〜1.5メートル。茎は先のほうで枝分かれし、葉は浅く裂けた多数の小葉からなる複葉でカラマツに似る。夏の終わりごろ、薄い黄白色の小花が群がって咲く。
あき‐くさ【秋草】
秋に花が咲く草の総称。《季 秋》「—をごったにつかね供へけり/万太郎」
あき‐さ・る【秋さる】
[動ラ四]《「さる」は移動する意》秋が来る。秋になる。「—・らば見つつしのへと妹(いも)が植ゑし屋前(やど)の石竹花(なでしこ)咲きにけるかも」〈万・四六四〉
あき‐の‐うなぎつかみ【秋の鰻掴】
ウナギツカミのうち、秋に花が咲くもの。あきのうなぎづる。
あき‐はぎ【秋萩】
萩のこと。秋に花が咲くところからいう。
アキメネス【(ラテン)Achimenes】
イワタバコ科アキメネス属の多年草の総称。中南米の原産で、園芸品種が多い。高さ20〜30センチ。夏、赤・紫・青・白色などの花が咲く。はなぎりそう。
アキレア【(ラテン)Achillea】
キク科アキレア属(ノコギリソウ属)の多年草の総称。特に観賞用のセイヨウノコギリソウをさし、夏に花が咲く。
あけび【通草/木通】
アケビ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に生え、葉は長楕円形の小葉が5枚手のひら状につく複葉。春、淡紫色の雄花と雌花とが咲く。秋、長楕円形で淡紫色の実がなり、熟すと裂け、果肉は甘く食べられる。...