アイヌ‐たちつぼすみれ【アイヌ立壺菫】
スミレ科の多年草。タチツボスミレの近縁種。高さ約20センチ。葉は心臓形。初夏、紫色の花が咲く。北海道、本州北部に分布。
あえか
[形動][文][ナリ] 1 か弱く、頼りないさま。きゃしゃで弱々しいさま。「まだいと—なる程もうしろめたきに」〈源・藤裏葉〉 2 光や音など自然のものや、夢・希望などが、はかなげで美しいさま。「...
あお‐かずら【青葛】
1 アワブキ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。他の木にからみついて伸び、葉は卵形。春、黄色の小花が咲き、実は青色。中国・四国・九州の山野に自生。 2 ツヅラフジの別名。
あお‐ぎり【青桐】
アオイ科の落葉高木。樹皮は緑色。葉は大形で手のひら状に三〜五つに裂け、柄は長い。夏に、淡黄色の雄花と雌花がまじって咲き、果実は、種子のついた舟形のさやが放射状につく。庭木・街路樹とし、材は楽器・...
あお‐みず【青みず】
イラクサ科の一年草。湿地に自生。高さ30〜50センチ、茎はみずみずしい緑色をしている。葉は卵形で縁に粗いぎざぎざがあり、対生。秋、淡緑色の小花が集まって咲く。
辺り
1〔周辺,近く〕辺りに 〔周辺に〕around;〔近所に〕in the neighborhood [《文》 vicinity](▼neighborhoodは住む人々を意識し,vicinityは単...
一分
I〔10分の1〕one tenth;〔100分の1〕one hundredth, one percent [《英》 per cent]II〔ほんのわずか〕一分のすきもないleave no ope...
いちぷざき【一分咲き】
ばらは一分咲きだThe roses are just beginning to bloom.
一輪
〔花〕a (single) flower;〔車〕a (single) wheelばらが一輪咲いたOne rose has bloomed.一輪挿しa bud vase一輪車a monocycle...
今頃
つつじは毎年今ごろ咲くAzaleas always bloom about [around] this time of year.彼は今ごろニューヨークに着いているだろうHe must have...
さく【咲く】
[共通する意味] ★花のつぼみが開く。[英] to bloom[使い方]〔咲く〕(カ五)▽花が咲く▽桜が咲く〔開花〕スル▽桜の開花▽桜が開花する▽桜の開花予想[使い分け] 「咲く」が一般的に使わ...
かいか【開花】
[共通する意味] ★花のつぼみが開く。[英] to bloom[使い方]〔咲く〕(カ五)▽花が咲く▽桜が咲く〔開花〕スル▽桜の開花▽桜が開花する▽桜の開花予想[使い分け] 「咲く」が一般的に使わ...
さきこぼれる【咲きこぼれる】
[共通する意味] ★花がたくさん美しく咲く。[英] to bloom all over[使い方]〔咲き誇る〕(ラ五)▽美しく咲き誇る薔薇(ばら)▽牡丹(ぼたん)が今を盛りと咲き誇っている〔咲き揃...
さきほこる【咲き誇る】
[共通する意味] ★花がたくさん美しく咲く。[英] to bloom all over[使い方]〔咲き誇る〕(ラ五)▽美しく咲き誇る薔薇(ばら)▽牡丹(ぼたん)が今を盛りと咲き誇っている〔咲き揃...
さきそろう【咲き揃う】
[共通する意味] ★花がたくさん美しく咲く。[英] to bloom all over[使い方]〔咲き誇る〕(ラ五)▽美しく咲き誇る薔薇(ばら)▽牡丹(ぼたん)が今を盛りと咲き誇っている〔咲き揃...
えいかしゅうえい【栄華秀英】
草木の花の総称。▽出典の解説では「栄」は草の花、「華」は木の花、「秀」は花が咲かないで実を結ぶもの、「英」は花が咲いて実を結ばないものという。「華」は「が」とも読む。
おうからんまん【桜花爛漫】
桜の花が満開になって、みごとに咲き乱れているさま。▽「爛漫」は花が咲き乱れるさま。
かちょうげっせき【花朝月夕】
春秋のさかりの気候のよい時のこと。陰暦二月中旬と八月中旬の春秋のさかりの時節。また、春秋の季節の楽しいひとときをいう。花の咲く春の朝と名月の照る秋の夕べ、また、それを楽しみめでる意。のちに陰暦二月十五日を花朝、八月十五日を月夕というようになった。
ひゃっかりょうらん【百花繚乱】
いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。▽「百花」は種々の多くの花、いろいろな花の意。「繚乱」は花などがたくさん咲き乱れている様子。いろいろな花が、はなやかに美しく咲き乱れることから。
りゅうあんかめい【柳暗花明】
春の野が花や緑に満ちて、美しい景色にあふれること。また、花柳界・遊郭のことを指すこともある。▽「柳暗」は柳が茂って、その陰がほの暗くなること、薄暗い様子。「花明」は花が咲いて明るい色があふれること。春の山水の美しい景色を表現したもの。南宋陸游りくゆうの「山西さんせいの村むらに遊あそぶ」(詩)の「柳暗花明又一村りゅうあんかめいまたいっそん」の句は有名。
いしもり‐のぶお【石森延男】
[1897〜1987]児童文学作家。北海道の生まれ。中学校の教師などを経て国定教科書の編集に従事。「コタンの口笛」で第1回未明文学賞受賞。他に「咲きだす少年群」「バンのみやげ話」「桐の花」など。
きくた‐かずお【菊田一夫】
[1908〜1973]劇作家・演出家。神奈川の生まれ。本名、数男。第二次大戦後、「鐘の鳴る丘」「君の名は」で、連続ラジオドラマに新分野を開いた。戯曲「花咲く港」「がめつい奴」など。
きのした‐けいすけ【木下恵介】
[1912〜1998]映画監督。静岡の生まれ。本名、正吉。「花咲く港」で監督デビュー。庶民の生活や情感を温かなまなざしで描いた作品を多く残す。テレビでも情愛あふれたドラマを提供し人気を集めた。代...
なかやま‐ぎしゅう【中山義秀】
[1900〜1969]小説家。福島の生まれ。本名、議秀。「厚物咲(あつものざき)」で芥川賞受賞。晩年は歴史小説を多く手がけた。他に「碑(いしぶみ)」「テニヤンの末日」「咲庵(しょうあん)」など。
り‐ことみ【李琴峰】
[1989〜 ]小説家・翻訳家。台湾の生まれ。本名は非公開。平成29年(2017)、日本語で書いた小説「独り舞」で群像新人文学賞優秀作を受賞し作家デビュー。自作を中国語に翻訳するなど、翻訳家とし...