とう‐つうじ【唐通事】
江戸時代、長崎奉行の配下に置かれ、中国との貿易交渉にあたった通訳。多く、中国からの渡来人の子孫が家業として世襲した。
とう‐つばき【唐椿】
ツバキ科の常緑小高木。中国雲南省の原産で、一重の花が咲くヤマトウツバキの園芸品種。葉は長楕円形で葉脈が著しくへこむ。春、桃色から赤色の大輪の花が咲く。
とう‐づくえ【唐机】
1 中国製の机。 2 中国風の机。多くは紫檀(したん)製。
とう‐てき【唐笛】
1 《日本の雅楽の唐楽に用いるところから》竜笛の異称。 2 朝鮮の李王朝の雅楽に用いた横笛。長さ約45センチで、指穴は6個ある。
とう‐てん【唐天】
綿ビロード。別珍(べっちん)。
とう‐とつ【唐突】
[名・形動]だしぬけであること。また、そのさま。突然。不意。「—の感は免れない」「—な発言」 [派生]とうとつさ[名]
とう‐ど【唐土】
昔、日本から中国をさして呼んだ名。もろこし。
とう‐な【唐菜】
アブラナの変種。葉は大形で厚みがあり、柔らかく、漬物にする。つけな。ふゆな。
とう‐なす【唐茄子】
1 カボチャの別名。ふつう日本カボチャをいう。《季 秋》 2 人をののしっていう語。「あいつもいけねえ—だよ」〈洒・辰巳之園〉
とう‐ねずみもち【唐鼠黐】
モクセイ科の常緑高木。ネズミモチに似るが、樹勢がよく、葉はやや大きく先が長くとがる。7月ごろ、白い小花が集まって咲く。中国の原産。庭木にする。果実は漢方で女貞子(じょていし)といい、強壮薬に用いる。