つ【唾】
つば。つばき。唾液(だえき)。「盗人たちは、…いずれも—をのんで、身動きもしない」〈芥川・偸盗〉
つ‐は・く【唾く/唾吐く】
[動カ四]《「つばく」とも》つばを吐く。「三下(みたび)—・きて与へ給へ」〈神代紀・下〉
つば【唾】
唾液(だえき)。つばき。「—をのみ込む」
つ‐ばき【唾】
《動詞「唾(つは)く」の連用形から。古くは「つはき」》唾液腺(だえきせん)から口の中に分泌されるねっとりした消化液。唾液。つば。
つば・する【唾する】
[動サ変][文]つば・す[サ変]つばを吐く。つばを吐きかける。「天に—・する」
唾(つば)を付(つ)・ける
他人に取られないように、前もって手を打っておく。「売り出す前に—・けておく」
つわ【唾】
つば。つばき。「しきりに—を地面にはいた」〈野間・真空地帯〉
つ‐わき【唾】
⇒つばき
唾(つ)を引(ひ)・く
欲しくてたまらない物や、酸っぱい物を目の前に見たときのようすにいう。よだれをたらす。垂涎(すいぜん)。