だ【唾】
[常用漢字] [音]ダ(慣) [訓]つば 1 つば。「唾液・唾壺(だこ)/咳唾(がいだ)」 2 つばを吐くようにして嫌う。「唾棄」 [難読]固唾(かたず)
だ‐えき【唾液】
唾液腺から分泌される無色・無味・無臭の液体。大部分は水分で、ムチンやでんぷん分解酵素のプチアリンなどが含まれる。つば。つばき。
だえき‐アミラーゼ【唾液アミラーゼ】
⇒プチアリン
だえき‐せん【唾液腺】
口腔内にあって唾液を分泌する腺。哺乳類では耳下腺・顎下(がっか)腺・舌下腺などがある。唾腺。
だえきせん‐せんしょくたい【唾液腺染色体】
ハエ・カなどの双翅(そうし)類の唾液腺細胞の静止核にみられる巨大な染色体。普通の染色体の100〜150倍もあり、全長にわたって横縞がある。遺伝学的研究の材料とされる。唾腺染色体。
だ‐き【唾棄】
[名](スル)つばを吐きすてること。転じて、非常に軽蔑して嫌うこと。「—すべき行為」
だ‐こ【唾壺】
1 つばを吐き入れるつぼ。たんつぼ。 2 タバコ盆の灰吹き。吐月峰(とげっぽう)。
だ‐せき【唾石】
唾液中の石灰分が固まってできた結石。顎下腺(がっかせん)・舌下腺(ぜっかせん)に多くできる。
だせき‐しょう【唾石症】
唾液腺やその導管の中に結石(唾石)ができる病気。顎下腺に生じることが多い。
だ‐せん【唾腺】
⇒唾液腺(だえきせん)