し‐いん【子音】
言語音の最小単位である単音の分類の一。呼気が喉頭から口腔にかけてどこかで閉鎖または狭めが作られて発せられる音。閉鎖・狭めの部位や呼気が鼻腔に流れるか否かの差異により破裂音(閉鎖音)・摩擦音・破擦...
しょくどうはっせい‐ほう【食道発声法】
癌(がん)などで喉頭(こうとう)を摘出した場合の代用発声の一つ。胃内に飲み込んだ空気の逆流により食道上部を振動させて発声する。十分に発声するためには、相当な訓練を要する。食道音声。
ジフテリア【diphtheria】
ジフテリア菌の感染によって起こる、主として呼吸器の粘膜が冒される感染症。菌の繁殖部位により、咽頭(いんとう)ジフテリア・喉頭(こうとう)ジフテリア・鼻ジフテリアなどの病型がある。心筋や末梢(まっ...
じょう‐きどう【上気道】
呼吸器系の鼻腔・咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう)などの総称。⇔下気道。
せい‐たい【声帯】
喉頭(こうとう)の中央部にある発声器官で、靭帯(じんたい)・筋肉を覆う粘膜のひだ。左右にあり、接近したところを呼気が通って振動させることにより声が出る。
せいたい‐ひだ【声帯襞】
喉頭(こうとう)内の発声に関わるひだ。声門に張り出した粘膜に包まれたひだで、口側から見て前庭ひだの奥に位置する。声帯ひだ、および声門からなる発声器官を声帯という。声唇(せいしん)。
せい‐どう【声道】
喉頭の声帯から唇または鼻孔までの空洞。声帯の振動によって生じた音を共鳴させ、言語音を生成する。→調音
せいもん‐おん【声門音】
左右両声帯の間で調音される音。無声声門摩擦音の[h]など。喉頭音。喉音。
せんすい‐はんしゃ【潜水反射】
顔面に水が触れると生じる反射。息を止めて喉頭の声門を閉鎖し、気道内への水の侵入を防ぐはたらきをもつ。
ぜんけい‐ぶ【前頸部】
首の前方の部分。甲状腺・喉頭・気管・食道などの臓器がある。→項部