せいたい‐ひだ【声帯襞】
喉頭(こうとう)内の発声に関わるひだ。声門に張り出した粘膜に包まれたひだで、口側から見て前庭ひだの奥に位置する。声帯ひだ、および声門からなる発声器官を声帯という。声唇(せいしん)。
せい‐どう【声道】
喉頭の声帯から唇または鼻孔までの空洞。声帯の振動によって生じた音を共鳴させ、言語音を生成する。→調音
せいもん‐おん【声門音】
左右両声帯の間で調音される音。無声声門摩擦音の[h]など。喉頭音。喉音。
せんすい‐はんしゃ【潜水反射】
顔面に水が触れると生じる反射。息を止めて喉頭の声門を閉鎖し、気道内への水の侵入を防ぐはたらきをもつ。
ぜつない‐おん【舌内音】
悉曇(しったん)学で、三内音の一。舌(した)で調音される音。[t][d][n]の類。→喉内音 →唇内音
ぜんけい‐ぶ【前頸部】
首の前方の部分。甲状腺・喉頭・気管・食道などの臓器がある。→項部
そう‐けいどうみゃく【総頸動脈】
気管や食道の外側を上行する左右一対の動脈。左は大動脈弓から、右は大動脈弓から出る腕頭動脈から分岐し、喉仏の上部の高さで内頸動脈と外頸動脈に分かれる。CCA(common carotid arte...
だんせい‐なんこつ【弾性軟骨】
軟骨のうち、基質に弾性線維を多く含むもの。耳介や喉頭蓋などに存在する。→硝子軟骨 →線維軟骨
ちょう‐けっかく【腸結核】
肺・喉頭(こうとう)などの結核の病巣から、結核菌が粘液・痰(たん)などとともに飲みくだされ、腸粘膜を冒すことによって発生する二次性の結核。下痢・発熱・腹痛などの症状がみられる。
ちょう・する【朝する】
[動サ変][文]てう・す[サ変] 1 向かっていく。達する。「大声天に—・する如き勢を以て」〈百閒・百鬼園随筆〉 2 朝廷に出仕する。参内(さんだい)する。「天下の士を—・せしめんずる処を」〈太...