ふみやまだち【文山立/文山賊】
狂言。二人の山賊が果たし合いをすることになるが、書き置きを記すうちに妻子の嘆くさまを思い浮かべて泣きだし、結局仲直りする。
ほれぼれ・し【惚れ惚れし】
[形シク] 1 何かに心を奪われてぼんやりしている。「夜昼おぼし嘆くに、—・しきまで、御顔もすこし面痩(おもや)せ給ひにたり」〈源・若菜下〉 2 老いぼれている。「—・しくなられたる人、残り少な...
亡羊(ぼうよう)の嘆(たん)
《「列子」説符から》逃げた羊を追いかけたが、道が多くて、見失ってしまって嘆くこと。学問の道があまりに幅広いために、容易に真理をつかむことができないことのたとえ。また、あれかこれかと思案に暮れるこ...
望洋(ぼうよう)の嘆(たん)
偉大な人物や深遠な学問に対し、自分の力のなさを嘆くこと。
みなした‐ふ【水下経】
[枕]水の下を泳ぐ意から「魚(うを)」にかかる。「磐余(いはれ)の池の—魚も上に出て嘆く」〈継体紀・歌謡〉
む‐げ【無下】
[名・形動ナリ] 1 まちがいなくそれであること。また、そのさま。「今は—の親ざまにもてなして扱ひ聞こえ給ふ」〈源・薄雲〉 2 まったく問題にもならないこと。また、そのさま。論外。「—の末に参り...
もよおし【催し】
1 人を集めて興行・会合などをすること。また、その興行・会合など。催し物。「歓迎の—を開く」 2 人をうながすこと。催促。「殿の御心とおぼし立ちたるか。御—か」〈宇津保・蔵開下〉 3 物事を誘い...
や‐さか【八尺】
《「さか」は長さの単位》長いこと。また、その長さ。「我が嘆く—の嘆き」〈万・三二七六〉
わ【我/吾/和】
[代]一人称の人代名詞。われ。わたくし。「大野山霧立ち渡る—が嘆くおきその風に霧立ち渡る」〈万・七九九〉 [接頭]名詞・代名詞に付く。 1 親愛の情を表す。「—おとこ」「—ぎみ」「保つべき様...
わび‐あ・う【侘び合ふ】
[動ハ四]嘆き合う。口々に嘆く。「かぎりなく遠くも来にけるかなと—・へるに」〈伊勢・九〉