しゅう‐たん【愁嘆/愁歎】
[名](スル) 1 なげき悲しむこと。悲嘆。「わが身の悲運を—する」 2 「愁嘆場」の略。
しょう‐たん【傷嘆/傷歎】
[名](スル)悲しみなげくこと。悲嘆。
しょう‐たん【称嘆/称歎/賞嘆/賞歎】
[名](スル)感心してほめたたえること。嘆称。嘆賞。「作品を—する」
じ‐たん【自嘆/自歎】
《「じだん」とも》自分で自分のことをほめること。自賛。「和歌よむ事を自らも常に—し給ひけり」〈今昔・二四・三三〉
たん【嘆/歎】
1 なげくこと。ため息をつくこと。「髀肉(ひにく)の—」「慨世(がいせい)の—」 2 心を強く動かされること。感心すること。
たん【嘆】
[常用漢字] [音]タン(呉)(漢) [訓]なげく なげかわしい 1 悲しんで、はあとため息をつく。なげく。「嘆願・嘆声・嘆息/慨嘆・嗟嘆(さたん)・愁嘆・長嘆・痛嘆・悲嘆」 2 感じ入ってため...
ちょう‐たん【長嘆/長歎】
[名](スル)長いため息をついて嘆くこと。長嘆息。長大息。「何たる不覚であろうと—しつつ」〈石川淳・普賢〉
つう‐たん【痛嘆/痛歎】
[名](スル)ひどく嘆き悲しむこと。痛切な嘆き。「フロレンスの死別を—し」〈織田訳・花柳春話〉
麦秀(ばくしゅう)の嘆(たん)
《「史記」宋微子世家から》亡国の嘆き。殷(いん)王朝滅亡後、殷の一族の箕子(きし)が破壊された宮殿跡に麦が生い茂っているのを見て、悲しんで作った詩による。麦秀の嘆き。
ひ‐たん【悲嘆/悲歎】
[名](スル)かなしみなげくこと。「友の急逝を—する」