どう‐いん【導因】
ある事態を導き出すもとになった事柄。間接的な原因。
どうりょく‐いん【動力因】
アリストテレスの説いた四原因の一。現実に作用し、事物の生成・変化・運動がそれによって引き起こされるもの。始動因。作用因。→形相因 →質料因 →目的因
ない‐いん【内因】
1 それ自体に内在する原因。そのものの内部にある原因。⇔外因。 2 病気の原因となる、生体側の素地。免疫や抵抗力の低下、遺伝、特異体質など。
ないざい‐いん【内在因】
事物の内部から作用して、その運動・変化を引き起こす原因。アリストテレス哲学において、生物などの運動・変化の説明に用いられた。汎神論では、神は世界の内にあって働きかけると説かれる。⇔外在因。
はい‐いん【敗因】
敗れた原因。⇔勝因。
びょう‐いん【病因】
病気の原因。
ふく‐いん【副因】
主因ではないが、そのことについて重要な原因。二次的な原因。
ふく‐いん【福因】
幸福をもたらす原因。幸福をもたらすような行い。
ほ‐いん【保因】
遺伝病の原因となる遺伝子をもっていること。→保因者
未了(みりょう)の因(いん)
《蘇軾「寄子由詩」から》現世だけでは終わらず来世にも及ぶ前世の因縁。