あやにく‐だ・つ【生憎だつ】
[動タ四]身勝手なことをして人を困らせる。だだをこねる。「—・ちてものとり散らしそこなふを」〈枕・一五二〉
いい‐かか・る【言ひ掛かる】
[動ラ四] 1 話しかける。言い寄る。「いとねむごろに—・るを、いとむくつけく思ひて」〈源・玉鬘〉 2 《「いいがかる」とも》言い出したためにあとに引けなくなる。「それがしも—・った事ぢゃによっ...
いじ‐わる・い【意地悪い】
[形][文]いぢわる・し[ク] 1 他人に対して悪意のこもった感じである。わざと人を困らせる態度・ようすである。「—・い口調」 2 物事が、都合の悪くなる感じである。「—・いことに雨まで降ってきた」
いび・る
[動ラ五(四)] 1 弱い立場の人をいじめて苦しめる。しいたげて苦しめる。「新人を—・る」 2 無理を言って困らせる。せがむ。ねだる。「又おとっさんを—・るだらうから」〈人・娘節用・後〉 3 あ...
いぶ・す【燻す】
[動サ五(四)] 1 物を燃やして煙が出るようにする。また、煙にむせるようにする。「生木で—・す」「狐の穴を—・す」 2 殺菌・殺虫などのために煙を出す。「蚊やりを—・す」 3 すすや煙で黒くす...
いや‐がらせ【嫌がらせ】
相手の嫌がることをしたり言ったりして、わざと困らせること。また、その言行。「—を言う」「—電話」
おい‐まどわ・す【追ひ惑はす】
[動サ四] 1 追いかけているうちに相手を見失う。取り逃がす。「もし、また—・したらむ時と、危ふく思ひけり」〈源・玉鬘〉 2 しつこく追いかけまわして困らせる。「牛飼ひに—・されて」〈今昔・一・三四〉
から・む【絡む/搦む】
[動マ五(四)] 1 物に巻きつく。巻きついて離れなくなる。まといつく。「朝顔が垣根に—・む」「痰(たん)が—・む」 2 他の物事が密接に結びつく。「金が—・んだ事件」 3 理屈をこねたり、無...
がん‐ぶつ【頑物】
頑固な人物。かたくなで、他人を困らせる人。
くるし・める【苦しめる】
[動マ下一][文]くるし・む[マ下二] 1 からだに苦痛を与える。「持病に—・められる」 2 心に苦痛を与える。「無茶をして親を—・める」 3 困らせる。閉口させる。「質問責めにして講師を—・める」