ず‐な・い【図無い】
[形][文]づな・し[ク]程度に限りがないさま。途方もない。とてつもない。「そんたあ—・い人だやあ」〈滑・膝栗毛・三〉
ず‐なし【図無し】
[名・形動]途方もないこと。際限のないこと。また、そのような物・人や、そのさま。「父は足袋も—をはいたほどの骨格で」〈藤村・春〉 「いったん泣きだしたとなれば…—にぐすりぐすり泣いている癖で」〈...
図(ず)に当(あ)た・る
思ったとおりに事が進む。思うつぼにはまる。「新企画が—・る」
図(ず)に乗(の)・る
いい気になって勢いづく。調子に乗る。つけあがる。「少しでもほめるとすぐ—・る」
ず‐ぬ・ける【図抜ける/頭抜ける】
[動カ下一][文]づぬ・く[カ下二]《「ず」は接頭語》普通の程度をはるかに越えている。並みはずれる。ずばぬける。「—・けた才能の持ち主」「—・けて大きな男」
ず‐のう【図嚢】
地図などを入れて腰に下げる、小さい箱形の革かばん。
ず‐はずれ【図外れ】
[名・形動]程度が並みはずれていること。また、そのさま。「—に声が大きい」
ず‐はん【図版】
書籍や雑誌などの中に印刷して載せてある図。
ず‐ひき【図引き】
建築設計などの図面をかくこと。また、その人。
ずひき‐がみ【図引き紙】
図面をかくのに用いる紙。製図用紙。