こく‐さい【国債】
国が発行する債券。法律に基づいて発行され、普通国債と財政投融資特別会計国債(財投債)に大別される。発行目的別では歳入債・繰延債・融通債に、償還期限によって短期国債・中期国債・長期国債・超長期国債...
こくさい‐いそんど【国債依存度】
国の一般会計歳入予算に占める国債発行額の割合。
こくさい‐かかく【国債価格】
国債の市場価格。市場金利が上昇すると下落し、金利が下落すると上昇する。国債の価格が下落すると国債の流通利回り(長期金利)は上昇し、価格が上昇すると利回りは下落する。また、発行者である国の信用力が...
こくさい‐きんり【国債金利】
国債の表面利率、または流通利回りのこと。国債の表面利率は、発行時の市場の実勢に即して財務省が決定し、満期まで変わらない。流通利回りは、国債の購入価格(市場価格)によって変動する。→国債価格 [補...
こくさいしじょうとくべつさんかしゃ‐せいど【国債市場特別参加者制度】
財務省が、指定した銀行や証券会社のみと国債などの直接取引を行う制度。米国などのプライマリーディーラー制度を模して平成16年(2004)に導入。指定された金融機関は、国債の安定消化のため一定の引き...
こくさい‐しょうけん【国債証券】
国債に対する権利を表示するために発行される証券。無記名が原則。
こくさいせいり‐ききん【国債整理基金】
国債の償還等を安定的に行うために設置された基金。毎年度、国債残高の一定割合を一般財源から繰り入れ、償還財源として積み立てる。
こくさいせいりききん‐とくべつかいけい【国債整理基金特別会計】
国債の償還や利払いを一般会計と区別して行うために設置された特別会計。国全体の債務の状況を明確にするとともに、一般会計から資金を繰り入れ、公債の償還を安定的に行う役割を担う。→国債整理基金
こくさいとうさいけんかんけい‐そんえき【国債等債券関係損益】
銀行の財務諸表に使用される勘定科目。国債・地方債・社債などの損益(売却損益・償還損益および償却)を計上する。
こくさい‐ひ【国債費】
国債の発行後にかかるすべての費用。利払いや償還費用、事務取扱費の合計。