うみ‐まつ【海松】
1 海岸に生えている松。 2 ウミカラマツの別名。 3 海藻「みる」にあてた「海松」の訓読み。「おぼつかな今日は子(ね)の日か海人(あま)ならば—をだに引かましものを」〈土佐〉
うめ‐こ・む【埋(め)込む】
[動マ五(四)]物の全部または一部を、中に入れ込む。「石材を土中に—・む」
うめ‐たて【埋(め)立て】
海底などに浚渫(しゅんせつ)土砂などを積み上げ、新しく陸地を造成すること。また、それによってできた土地。「—地」「—工事」
うめたて‐こうわん【埋(め)立(て)港湾】
海底に土砂などを積み上げて作った港。東京港、大阪港など。埋め立て式港湾。→掘り込み港湾
うめ‐た・てる【埋め立てる】
[動タ下一][文]うめた・つ[タ下二]川や海などに土砂を入れて埋め、陸地にする。「沼を—・てて宅地にする」
うめ‐ぼし【梅干(し)】
1 青梅を塩漬けにし、赤ジソの葉を加えて色づけし、日に干してから漬け液に戻した保存食品。酸味が強く、古くから食品の防腐用などに重用。うめぼしづけ。 2 土用の日、塩漬けした青梅を日に干すこと。《...
う・める【埋める】
[動マ下一][文]う・む[マ下二] 1 ある部分・範囲を物でふさぐ。 ㋐くぼんでいるところに物を詰めて、くぼみをなくす。「城の堀を—・める」 ㋑穴などに物を入れ、上に何かをかぶせて見えなくする。...
うも・れる【埋もれる】
[動ラ下一][文]うも・る[ラ下二]《平安時代以降「むもる」と表記されることが多い》 1 砂や土などに覆われて見えなくなる。埋没する。うずもれる。「雪に—・れた家」 2 才能・真価・業績などが、...
うやむや‐の‐せき【有耶無耶の関】
山形・宮城両県境の笹谷峠にあった関所。むやむやの関。もやもやの関。[歌枕]「たのめこし人の心は通ふとや問ひてもみばや—」〈土御門院集〉
山形・秋田両県境の三崎峠にあった関所。
うら‐ぎって【浦切手】
《「うらきって」とも》江戸時代、遭難した船が海岸にたどりついた場合、その土地の役人が船の破損状態や積み荷の状態を調査して作った証明書。浦証文。浦手形。