へし‐こ・む【圧し込む】
[動マ五(四)]むりやりに押し込む。「脱棄てた服を…其のまま押入れへ—・んで」〈二葉亭・浮雲〉
[動マ下二]
に同じ。「柱を少しけづりかけて、その中に—・めて」〈著聞集・二〇〉
へし‐つ・く【圧し付く】
[動カ下二]強く押さえつける。押しつける。「金銀といふ兵(つはもの)には、またしても—・けられ見殺しにする子の命」〈浄・寿の門松〉
へ・す【圧す】
[動サ四] 1 押しつぶす。押さえつける。「散る花を皆—・しもちて行く秋の恋しき時の形見とやせむ」〈散木集・雑下〉 2 圧倒する。屈服させる。「逢坂(あふさか)の歌は—・されて、返しもえせずなり...
べし‐み【癋見/圧面】
能面の一。下あごに力を入れ、口をぐっと結んだ表情の鬼神面。主に天狗(てんぐ)に用いる大癋見、地獄の鬼などに用いる小癋見などがある。べしめん。
べし‐めん【癋面/圧面】
⇒癋見(べしみ)