やくどし【厄年】
加能作次郎の小説。早稲田大学に在学中の明治44年(1911)、「ホトトギス」誌に発表。作家として認められるきっかけになった。
やさしいさよくのためのきゆうきょく【優しいサヨクのための嬉遊曲】
島田雅彦の中編小説。著者のデビュー作で、東京外語大学在学中の昭和58年(1983)「海燕」誌に発表。1970年代の学生運動に出遅れた左翼学生の姿を描き、日本のポストモダン文学の旗手として注目を集めた。
やぶのうぐいす【藪の鶯】
三宅花圃の短編小説。東京高等女学校在学中の明治21年(1888)に刊行した処女小説。日本女性による初の近代小説とされる。
やまぐにのあき【山国の秋】
日本画家、東山魁夷の作品の一。東山が東京美術学校日本画科在学中の昭和4年(1929)、帝展に初めて出品し、入選した作品。
よび‐がくせい【予備学生】
《「海軍予備学生」の略》旧日本海軍の予備士官養成制度の一。昭和9年(1934)に発足した海軍航空予備学生を、同17年に一般兵科にも拡大適用したもので、大学・高専在学中の志願者の中から採用し、実務...
ロミオとフリージアのあるしょくたく【ロミオとフリージアのある食卓】
如月小春の戯曲。東京女子大学在学中の昭和54年(1979)に発表し脚光を浴びた、著者初期の代表作。
わかきひのなやみ【若き日の悩み】
藤森成吉の処女長編小説。東京帝大在学中の大正3年(1914)に「波」のタイトルで自費出版し、鈴木三重吉らに認められた。
わせ‐じょ【早稲女】
俗に、早稲田大学に在学する女子学生、または、卒業した女性をいう。