せんこう‐こく【先行谷】
川の流路を横切って地盤が隆起し山地となる場合に、川が山地形成以前の流路を維持しようと下方浸食をくり返すことによりつくられる谷。四国の吉野川の大歩危(おおぼけ)小歩危(こぼけ)などにみられる。
ぜい‐じゃく【脆弱】
[名・形動]もろくて弱いこと。また、そのさま。「—な地盤」「—な神経」 [派生]ぜいじゃくさ[名]
ゼロメートル‐ちたい【ゼロメートル地帯】
海抜が0メートル以下の土地。日本では人口や産業の密集した沿岸部の沖積層地帯に多く、地盤沈下などにより起こる。世界的には、カスピ海や死海の周辺に大規模なものがみられる。
そくほう‐りゅうどう【側方流動】
地震で地盤が液状化した際に、地盤が水平方向に移動する現象。水道管などの地下埋設物が破損したり、基礎杭が破壊されて建物が傾斜・倒壊するなどの重大な被害が発生する場合がある。
ぞうせいたくち‐ぼうさいくいき【造成宅地防災区域】
宅地造成工事規制区域以外で、崖崩れや土砂の流出によって多数の人に被害が及ぶ災害が発生するおそれが大きい宅地造成地。都道府県知事等が宅地造成等規制法に基づいて指定するもので、土地所有者等に対して、...
たいしん‐かん【耐震管】
耐震性能に優れた継ぎ手構造を持つ水道管やガス管。地震対策だけでなく、軟弱地盤の地盤沈下対策としても用いられる。
たくえつ‐しゅうき【卓越周期】
地盤が最も大きく揺れるとき、その揺れが一往復する時間。地盤の固有周期。地盤の性質によって異なり、軟弱な地盤ほど長くなる。 [補説]地盤の卓越周期と建物の固有振動が一致すると、共振現象により建物の...
タンピング‐ローラー【tamping roller】
地盤を締め固めるための土木機械。鉄のローラーに突起を付けたもの。大型の土木工事に使われる。
だいしんど‐ちか【大深度地下】
地下40メートル以深、または、建築物の基礎杭の支持地盤上面から10メートル以深の地下。 [補説]平成13年(2001)施行の「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」による概念。
ち‐かい【地階】
建築で、地盤面より下に設けられた階。