じしん‐こ【地震湖】
地震による崖崩れや土石流によって河川がせき止められ、その上流に大量の水がたまった状態。急激な決壊によって下流域に大きな被害をもたらすことがある。→河道閉塞
じしん‐こうこがく【地震考古学】
考古遺跡にみられる地割れ、地滑り、液状化など、地震に関わる痕跡を調査する地震学と考古学を合わせた学問分野。近代的な観測機器がなかった時代に起きた古地震の規模や発生間隔などを探り、今後起こり得る地...
じしん‐こうずい【地震洪水】
地震によって堤防が決壊することで生じる洪水。地震動が直接はたらくほか、液状化によって堤防が内部から破壊されるものも含む。
じしんさいほけん‐とくべつかいけい【地震再保険特別会計】
大規模な地震が発生し、巨額な地震保険金の支払いが生じた場合に、国が保険責任を分担する地震再保険事業に関する政府の経理を明確にするために設置された、財務省所轄の特別会計。昭和39年(1964)の新...
じしんじ‐おうりょく【地震時応力】
地震によって変形した建物が元に戻ろうとする力。この数値を元に建物の柱や梁の太さ、鉄筋の本数を算出する。
じしん‐ずいはんじしょう【地震随伴事象】
地震に伴って発生する可能性がある、原子力施設の安全性を脅かす現象。原子力規制委員会(旧原子力安全委員会)の耐震設計審査指針(平成18年改訂)では、津波および原子力発電所周辺の斜面崩壊をさす。
じしん‐たい【地震帯】
地震が特に多く発生する、細長い帯状の地域。環太平洋地震帯・中央海嶺(かいれい)地震帯など。
じしん‐たんこう【地震探鉱】
⇒地震探査
じしん‐たんさ【地震探査】
爆薬の爆発を利用して人工的な地震を発生させ、その地震波(弾性波)の伝播(でんぱ)の状況から地下の構造を知り、鉱床などの地下資源を探索する方法。地震探鉱。
じしん‐だんそう【地震断層】
地震に伴って地表に現れた断層。濃尾地震による根尾谷断層、北伊豆地震による丹那断層、兵庫県南部地震による野島断層など。地表地震断層。地表断層。