ちのむれ【地の群れ】
井上光晴の長編小説。長崎県を舞台に、被爆者差別、被差別部落問題、在日朝鮮人問題などに触れた作品。昭和38年(1963)刊行。昭和45年(1970)、監督熊井啓と井上自身の共同脚本により映画化。
ち‐の‐り【地の利】
土地の位置や形状が、物事をするのに都合よくできていること。「—を得る」
地(ち)の利(り)は人(ひと)の和(わ)に如(し)かず
《「孟子」公孫丑下から》いかに土地の形勢が有利であっても、一致団結している人々の力には及ばない。
ち‐ばん【地番】
土地登記簿の登記事項の一つで、土地一筆(いっぴつ)ごとにつけられる番号。
ち‐ひ【地皮】
地の表面。地面。地殻。「—を穿ちて地骨に達せり」〈中村訳・西国立志編〉
ち‐ひ【地被】
地面をおおっている雑草や蘚苔(せんたい)類。
ち‐ひょう【地表】
地球の表面。土地の表がわ。
ちひょう‐か【地表火】
森林火災の一。林床の雑草・落葉・低木などが燃えて起こる火災で、森林火災の中では最も発生しやすい。→樹幹火 →樹冠火
ちひょう‐しょくぶつ【地表植物】
植物の生活形の一。休眠芽の位置が地表と地上30センチの間にある植物。ヤブコウジ・シロツメクサなど。
ちひょう‐じしんだんそう【地表地震断層】
⇒地震断層