えっちら‐おっちら
[副]疲れたり重い物を担いだりして、たどたどしく苦しそうに歩くさま。「—(と)坂を登っていく」
えど‐かんばん【江戸看板】
江戸三座(中村座・市村座・森田座)などで用いた看板。また、それに似せて作り京坂の歌舞伎劇場で用いた看板。
えど‐がわせ【江戸為替】
大坂などの上方地方から江戸あてに送られた為替手形。
えど‐ばくふ【江戸幕府】
慶長8年(1603)徳川家康が江戸に開いた武家政権。慶応3年(1867)の大政奉還まで、15代265年間存続。執政の組織は、老中・若年寄・大目付・目付および寺社・勘定・町の三奉行を中心とし、必要...
えぼしおり【烏帽子折】
謡曲。四番目物。金春(こんぱる)以外の各流。宮増(みやます)作で、義経記などに取材。牛若丸が鏡の里の烏帽子折の家で元服し、夜盗の熊坂長範を退治する。
えもん‐ざか【衣紋坂】
江戸新吉原の日本堤から大門(おおもん)までの間にあった坂。遊客がここで衣服をつくろったところからこの名がある。
衣紋(えもん)を繕(つくろ)・う
衣服・装束に乱れがないよう心を配る。また、衣服の着崩れを整える。「須賀は—・って、…すたすたと歩き出した」〈円地・女坂〉
エロごとしたち【エロ事師たち】
野坂昭如の処女小説。昭和38年(1963)、短編小説として「小説中央公論」に発表。長編化して、昭和41年(1966)に刊行。男たちのエロティックな欲求を満たすための多種多様なサービスを提供する「...
えんざん‐りゅう【遠山流】
1 生け花の流派の一。江戸末期に大坂の遠山国古亭一清らが始め、関西で流行した。 2 盆石の流派の一。平安中期に恵心僧都(源信)が始めたといわれる。
エンジン‐ブレーキ【engine brake】
自動車の走行中、アクセルペダルを離すことによって起こる制動作用。エンジンの回転が落ち、摩擦や圧縮抵抗が生じて駆動輪を制動する。下り坂道や高速道路などではフットブレーキと併用。エンブレ。