さが・し【嶮し/険し】
[形シク] 1 険阻であるさま。山や坂が険しい。「ふもとより峰へ登るほど—・しく」〈宇治拾遺・二〉 2 危険であるさま。あぶない。「いと—・しき事なりとて笑ひ給ふ」〈落窪・二〉
さき‐こうがい【割き笄】
1 先が二つに分かれた笄。 2 島田髷に似て前髪の余りを笄に千鳥掛けに巻きとめた髪型。近世、京坂地方の新婚女性の間に流行した。さっこうがい。さきこうがいまげ。
さきだっ‐て【先達て/先立って】
[副]《「さきだちて」の音変化》 1 さきごろ。先日。「わたしが—去る所へ参ったが」〈滑・浮世風呂・四〉 2 他よりさきに出かけて。前もって。「数馬の小姓坂田一角は—やしきへ帰れば」〈伎・水木辰之助〉
サグ【sag】
《たるみ・へこみの意》 1 道路の、下り坂から上り坂に切り替わる部分。 2 ⇒電圧低下
さしま【猿島】
茨城県坂東市の古地名。平将門(たいらのまさかど)が偽宮を建て除目(じもく)などを行った地。
さっちょう‐どうめい【薩長同盟】
慶応2年(1866)薩摩・長州両藩の間に結ばれた同盟。坂本竜馬や中岡慎太郎が仲介し、西郷隆盛と木戸孝允らが締結。倒幕運動進展の基盤となった。薩長盟約。薩長連合。
さなだ‐やま【真田山】
大阪市天王寺区の地名。大阪城の南にあり、大坂冬の陣に真田幸村が陣を築いた地。宰相山(さいしようやま)。
さまよえるのうずい【さまよえる脳髄】
逢坂剛の長編小説。昭和63年(1988)刊。脳科学・心理学をテーマとするサスペンス。平成5年(1993)、萩庭貞明監督により映画化。
さま‐よ・し【様好し】
[形ク]みめかたちが美しい。見た目がよい。「涙のこぼるるさまぞ、—・き人もなかりける」〈堤・逢坂越えぬ権中納言〉
さめ‐いし【鮫石】
紡錘虫(ぼうすいちゅう)の化石を含む大理石。岐阜県大垣市赤坂町に産する。