たれ‐ぎぬ【垂れ絹/垂れ衣】
昔、上から垂れ下げて仕切りや目隠しに用いた布。帳(とばり)。
たれ‐こみ【垂れ込み】
たれこむこと。密告。
たれ‐こ・む【垂れ込む】
[動マ五]密告する。「極秘情報を新聞に—・む」
たれ‐こ・める【垂れ込める/垂れ籠める】
[動マ下一][文]たれこ・む[マ下二] 1 雲などが低く垂れてあたりを覆う。「雨雲が—・める」 2 とばりやすだれなどを下ろして閉じこもる。家の中に閉じこもって外へ出ない。「二人は、奥二階の八畳...
たれ‐さが・る【垂れ下(が)る】
[動ラ五(四)]下の方へさがる。ぶらさがる。「枝が—・る」
たれ‐ながし【垂れ流し】
[名](スル)たれながすこと。「—公害」
たれ‐なが・す【垂れ流す】
[動サ五(四)] 1 大小便を無意識のうちに出してしまう。また、排泄した大小便を始末しないで放置する。「—・して歩く」 2 工場廃水や汚水などを処理しないまま、河川・海・下水道などへ放流する。「...
たれ‐ぬの【垂れ布】
1 部屋の出入り口などに垂れ下げた布。平安時代には、帳(とばり)の役もした。「湯殿の—をときおろして」〈宇治拾遺・三〉 2 看板がわりに店に垂れ下げるのれん。「下京に目くすしあり。—に、金こ目く...
たれ‐まく【垂れ幕】
垂れ下げた幕。特に懸垂幕や横断幕のこと。
たれ‐みそ【垂れ味噌】
煮物などの調味料で、味噌に水を加えて煮つめ、袋でこして滴らせた汁。たれ。