しつ【執】
[常用漢字] [音]シツ(慣) シュウ(シフ)(呉)(漢) [訓]とる 〈シツ〉 1 手にとる。「執刀・執筆」 2 とり行う。「執行・執政・執務」 3 とりついて離れない。「執拗(しつよう)/...
しゅう【執】
物事を深く思い込んで、それにとらわれること。執着の心。執念。「かかればこそは、何事にも—は留めじと思ふ世なれ」〈源・横笛〉
しゅう【執】
⇒しつ
しゅく‐しゅう【宿執】
1 かねてからの確執。年来の恨み。 2 仏語。前世から心に執着して離れない善悪の性質。
しゅら‐の‐もうしゅう【修羅の妄執】
修羅道におちた者が現世に抱く執念。
じゃ‐しゅう【邪執】
正しくない執着心。邪念。「—を対治し、異見を掃蕩するの勤め」〈太平記・二四〉
へん‐しつ【偏執】
「へんしゅう(偏執)」に同じ。
へん‐しゅう【偏執】
[名](スル)《古く「へんじゅう」とも》 1 かたよった考えをかたくなに守って他の意見に耳をかさないこと。へんしつ。「自説に—する」 2 他をねたましく思うこと。「扨(さて)は何者ぞ—を起こし害...
む‐しゅう【無執】
「無着(むじゃく)」に同じ。
めい‐しゅう【迷執】
仏語。迷った心で物事に執着すること。