おどり‐じ【踊り地】
1 歌舞伎下座音楽の一。京阪の郭(くるわ)の場面に用いる三下(さんさが)りの合方。 2 歌舞伎舞踊やその伴奏の三味線音楽の中で、華やかな手踊りの部分。
おにびのメヌエット【鬼火のメヌエット】
《原題、(フランス)Menuet des feux follets》ベルリオーズ作曲の劇的物語「ファウストの劫罰」の第3部で演奏される管弦楽曲。悪魔メフィストフェレスが召喚した鬼火が、美しい娘マ...
おりゃら◦します
[連語]《動詞「おりゃる」の未然形+尊敬の助動詞「します」》 1 「ある」の尊敬語で、補助動詞的に用いる。…でいらっしゃる。「清水の観音は、妻観音に—◦します」〈虎明狂・瞽女座頭〉 2 「ある」...
オリーブやまでのいのり【オリーブ山での祈り】
《原題、(イタリア)Orazione nell'orto》マンテーニャの絵画。板にテンペラ。縦63センチ、横80センチ。キリストがオリーブ山で最後の祈りをささげた場面を描いたもの。ゲッセマネの祈...
おん‐がく【音楽】
1 音による芸術。音の長短・高低・強弱・音色などを組み合わせて肉声や楽器で演奏する。 2 歌舞伎の鳴り物の一。寺院の場面などに、笛・大太鼓・鈴などで雅楽風の演奏をする。
おんなうらないし【女占い師】
《原題、(イタリア)La buona ventura》カラバッジョの絵画。カンバスに油彩。女占い師が青年から指輪をだまし取る場面を描いた作品。ローマ、カピトリーノ美術館所蔵。同じ画題の作品がル...
かいしゅんするせいペテロ【悔悛する聖ペテロ】
《原題、(スペイン)Las lágrimas de san Pedro》エル=グレコの絵画。カンバスに油彩。縦125センチ、横108センチ。使徒ペテロがキリストの弟子であることを問われて3度否認...
かいだんぼたんどうろう【怪談牡丹灯籠】
人情噺(ばなし)。三遊亭円朝作。文久・元治年間(1861〜1865)に成立。明治17年(1884)筆録、出版。「御伽婢子(おとぎぼうこ)」所収の「牡丹灯籠」をもとに、当時起こった江戸牛込の旗本騒...
かおみせ‐きょうげん【顔見世狂言】
顔見世に上演する歌舞伎狂言。劇中で一座の役者を紹介するが、筋を展開させるうえで、時代や場面などにいろいろな約束事があった。
か‐きょう【佳境】
1 興味を感じさせる場面。「話が—に入る」 2 景色のよい所。「県内随一の—」 [補説]1は、ふつう物語、演劇等の興味深い場面をいい、「佳境に入る」などの形で使うが、最近「年賀状仕分け佳境」のよ...