ぬり‐いた【塗(り)板】
1 漆塗りの板。書いた文字をぬぐい消して何回でも使えるようにしたもの。ぬぐいいた。 2 黒板のこと。ぬりばん。
ぬり‐おけ【塗り桶】
1 漆塗りの桶。 2 綿摘み2用の器具。真綿を上にのせて引き延ばすのに用いた。木製または土焼製で、桶に似た黒の漆塗りのもの。
ぬり‐かえ【塗(り)替え】
塗り替えること。「塀の—にまる一日かかる」
ぬり‐か・える【塗(り)替える】
[動ア下一][文]ぬりか・ふ[ハ下二] 1 前に塗ってある上に改めて塗る。塗り直す。「外壁を—・える」 2 前とはすっかり違ったものにする。一新する。また、記録を更新する。「勢力図を—・える」「...
ぬり‐きじ【塗り素地】
塗り物の素地。塗り下地。
ぬり‐げた【塗(り)下駄】
漆塗りの下駄。
ぬり‐こく・る【塗りこくる】
[動ラ五(四)]むやみに塗りつける。ぬりたくる。「絵の具を—・る」
ぬり‐こ・める【塗(り)込める/塗り籠める】
[動マ下一][文]ぬりこ・む[マ下二]外側から見えないように上から塗り固める。塗ってすきまをなくす。「壁に経文を—・める」
ぬり‐ごし【塗り輿】
箱の表面を漆塗りにした輿。公方(くぼう)・門跡・長老などが略儀用の乗り物として用いた。塗り板輿。
ぬり‐ごめ【塗り籠め】
1 寝殿造りで、母屋(おもや)の一部を仕切って周囲を厚く壁で塗り、明かり取りと妻戸を設けた部屋。寝所または納戸として用いた。 2 「塗り籠め籐(どう)」の略。