ぬり‐ほね【塗(り)骨】
《「ぬりぼね」とも》扇や障子などの骨で、漆塗りにしたもの。
ぬり‐ぼん【塗(り)盆】
漆塗りの盆。
ぬり‐まくら【塗(り)枕】
漆塗りの箱枕。遊里などで用いた。
ぬり‐まわし【塗(り)回し】
茶室などで、塗り壁の出隅・入隅の部分を丸く面をとって柱を見せないように塗ること。
ぬり‐もの【塗(り)物】
漆塗りの器物の総称。漆器。
ぬりもの‐し【塗(り)物師】
漆塗りを業とする人。ぬりし。
ぬり‐わん【塗り椀】
漆塗りの椀。
ねごろ‐ぬり【根来塗】
中世、根来寺やその近辺で主に日用品として作られた漆器。黒漆で下塗りした上に朱漆を塗ったものが多い。長年の使用で黒漆が斑文(はんもん)となってあらわれたものが茶人に好まれたため、それを意図的に表現...
ねや・す【黏す/粘す】
[動サ四]練って粘りけがあるようにする。また、練って柔らかくする。こねる。「塗りにし壁の土を—・せり」〈鷹筑波〉
ねり‐ぐら【練り鞍/煉り鞍】
木地全体を、水にひたして柔らかくした牛の革で包み、乾燥して固めてから漆塗りをした鞍。