せき‐しつ【赤漆】
漆工芸で、木地を蘇芳(すおう)で染めてから透明な漆を塗る技法。また、その漆器。後世の春慶塗と同系統の技法で、木目の美しさをみせるもの。奈良・平安時代に流行した。
せっかい‐モルタル【石灰モルタル】
消石灰に砂・水を加えて練ったもの。煉瓦・石材の接着、壁・天井を塗るのに用いる。
そと【外】
1 特定の仕切られた範囲から出た広い部分。⇔うち。 ㋐一定の区域の外方、外部。「部屋の—へ出る」「—から見た日本」 ㋑家・屋敷などの建物の外部の空間。屋外。戸外。「—で遊ぶ」「—は寒い」 2 物...
チャン‐ぬり【チャン塗り】
チャン(瀝青)を塗ること。また、塗ったもの。「—のかはらけ仕出して世に売れども」〈浮・胸算用・五〉
長者(ちょうじゃ)の脛(はぎ)に味噌(みそ)を付(つ)ける
あり余っている上に、さらに物を加えることのたとえ。長者の脛に味噌を塗る。
つぎ‐ろう【接ぎ蝋】
接ぎ木の接合部分に、乾燥や雨湿を防ぐために塗る粘着性の物質。蜜蝋・松脂(まつやに)などに獣脂やアルコールを混ぜたものを使う。
つま‐べに【爪紅】
1 女性の化粧で、指の爪に紅を塗ること。また、それに用いる紅。マニキュア。ペディキュア。 2 ホウセンカの別名。つまくれない。
て‐ぐすね【手薬練/手薬煉】
手に薬練を塗ること。
手薬練(てぐすね)引(ひ)・く
1 十分用意して待ちかまえる。準備して機会を待つ。「—・いて待ち受ける」 2 滑りをとめて弓返りを防ぐため、弓手に薬練を塗る。「—・き、そぞろ引いてぞ向かひたる」〈保元・中〉
でい‐びき【泥引き】
刷毛(はけ)などで、金泥・銀泥を薄く塗ること。日本画で、雲・霞(かすみ)などを描くときに用いる。