ぎょうにん‐づか【行人塚】
行者が生きたまま埋葬され、即身成仏したと伝えられる塚。東日本に多い。
くび‐づか【首塚】
討ち取った首や罪人の首などを埋めた塚。
くるま‐づか【車塚】
前方後円墳の俗称。貴人が乗った車に見立てたものという。
くろづか【黒塚】
福島県二本松市、阿武隈川東岸、安達(あだち)ヶ原の古跡。鬼女伝説がある。 謡曲。五番目物。観世流では「安達ヶ原」。奥州安達ヶ原にすむ鬼女の家に山伏が投宿し、襲われるが祈り伏せる。 歌舞伎舞...
こい‐づか【恋塚】
恋のために死んだ人を葬った塚。特に、京都の鳥羽にある袈裟御前(けさごぜん)の墓。
こうしん‐づか【庚申塚】
村境などに、青面金剛(しょうめんこんごう)を祭ってある塚。多く、三猿(さんえん)を石に彫ったものなどを一緒に立てる。
ごりょう‐づか【御霊塚】
死者のたたりを恐れて、その霊を祭った塚。
さんりづか【三里塚】
千葉県成田市南東部の地名。もと御料牧場地で、桜の名所。昭和53年(1978)に暫定開港した成田国際空港の用地の一部となり、はげしい反対運動が起こった。
正月(しょうがつ)は冥土(めいど)の旅(たび)の一里塚(いちりづか)
⇒門松(かどまつ)は冥土(めいど)の旅の一里塚
しょうぐん‐づか【将軍塚】
京都市東山区華頂山上にある塚。桓武天皇が平安遷都にあたり、8尺の土偶に鉄甲をつけ、弓矢を持たせて埋めたと伝える。