しお‐から【塩辛】
魚介類の肉・内臓・卵などを塩漬けにして発酵させた食品。 [補説]スルメイカでつくるものが一般的。その他に、うるか、このわた、しゅとう、すくがらす、めふんなどがある。
しお‐から・い【塩辛い】
[形][文]しほから・し[ク] 1 塩味が強い。しょっぱい。「—・い汁」 2 声がしわがれている。「—・い声を張り上げる」
しおから‐ごえ【塩辛声】
かすれた声。しわがれ声。「老船頭の幅の広い—」〈有島・生れ出づる悩み〉
しおから‐とんぼ【塩辛蜻蛉】
トンボ科の昆虫。中形で最も普通のトンボ。4〜9月に現れ、成熟した雄は腹に青白粉を装う。雌は淡黄褐色でムギワラトンボという。《季 秋》
しおかりとうげ【塩狩峠】
三浦綾子の小説。昭和43年(1968)刊行。北海道の塩狩峠で明治42年(1909)に起きた列車事故を題材とする。昭和48年(1973)、中村登監督により映画化。
塩(しお)が浸(し)・む
世間の苦労が身にしみる。世渡りの苦労を経験する。「今では—・みたか、それはそれはおとなしくなって」〈滑・浮世風呂・二〉
しお‐がま【塩竈/塩釜】
1 海水を煮て塩を作るかまど。また、その釜。 2 みじん粉に砂糖・塩などを加え、塩漬けにしたシソの葉の粉末を散らし、押し枠に入れて固めた干菓子。宮城県塩竈市付近で作りはじめた。 3 ゴマノハグサ...
しおがま【塩竈】
宮城県中央部、松島湾に面する市。漁業・水産加工業が盛ん。俗に「塩釜」とも書く。人口5.6万(2010)。
しおがま‐ぎく【塩竈菊】
ハマウツボ科の多年草。山地や高山の草原に生え、高さ30〜60センチ。夏から秋に、紅紫色の唇形の花を総状につける。《季 夏》
しおがま‐ざくら【塩竈桜】
サトザクラの園芸品種。花は八重咲きで淡紅色。