ちり‐し【塵紙】
「ちりがみ」に同じ。
ちり‐じ【塵地】
蒔絵(まきえ)の地蒔(じま)きの一。漆を塗った上に金銀の鑢粉(やすりふん)をまばらにまき、さらに漆を塗って研ぎ出したもの。平塵(へいじん)。
ちり‐だに【塵蜱】
ヒョウヒダニの別名。室内のちりの中にいるのでいう。
ちり‐ちょうず【塵手水】
1 手を清める水のないとき、空中の塵をひねる動作をして、手水を使う代わりとすること。「—をつかひ、又、何かしきりに念じる」〈滑・八笑人・四〉 2 相撲の作法の一。土俵上の力士が取組に先立って、徳...
ちりっ‐ぱ【塵っ葉/塵っ端】
《「ちりっぱ一つ」などの形で、あとに打消しの語を伴って用いる》塵を強めていう語。また、きわめて小さい物事や、ごくわずかのもののたとえ。「—一つも軽んぜずに研究する厳粛な態度は」〈風葉・青春〉
ちり‐づか【塵塚】
ごみを捨てる所。ごみため。はきだめ。「そうでないものは—に捨てられ、存在をさえ否定された」〈寅彦・田園雑感〉
塵塚(ちりづか)に鶴(つる)
つまらない所に、不似合いにすぐれたものがあることのたとえ。掃き溜(だ)めに鶴。
ちり‐とり【塵取り】
1 掃き集めたちりやごみをすくいとる道具。ごみとり。 2 「塵取り輿(ごし)」の略。
ちりとり‐ごし【塵取り輿】
腰輿(たごし)の簡略なもの。高欄だけで屋形のないもの。塵取り。
ちりとり‐なべ【塵取り鍋】
ステンレス製の角形の鍋に野菜・もつ・牛肉などを入れ、辛みのある味噌だれで煮た料理。韓国料理の味つけをもとに日本で考案されたもので、名称は、鍋の形状がちりとりに似ることから。