しお‐ざかい【潮境】
1 異なった二つの潮流の境目。海峡や寒流と暖流との交流点で見られる。多くよい漁場になる。→潮目(しおめ) 2 物事の境目。「今が浮沈の—」〈二葉亭・浮雲〉
し‐きょう【四境】
周囲。四方の国境。「それ—七道の関所(せきところ)は」〈太平記・一〉
し‐きょう【至境】
到達することのできる最高の境地。「芸道の—をきわめる」
し‐きょう【詩境】
詩に歌われた境地。また、詩を作るときの心境。
しぜん‐かんきょう【自然環境】
ある物をとりまく地勢・動植物・天候など、人の手が加わっていない事物や状況。
しゃ‐きょう【蔗境】
《「晋書」文苑伝から》談話・文章・景色などが次第におもしろくなってくるところ。晋の顧愷之(こがいし)が甘蔗を食う時、いつもまずい部分から食いはじめ、次第にうまい部分にうつったという故事による。佳境。
しょ‐きょう【蔗境】
⇒しゃきょう(蔗境)
しゅう‐きょう【州境】
州と州の境。州ざかい。
しょう‐きょう【勝境】
景色のよい場所。勝地。
しょう‐きょう【声境】
仏語。五境・六境の一。聴覚の対象となるもの。