せき‐ぼく【石墨】
炭素からなる鉱物。黒色で金属光沢があり、軟らかい。六方晶系。電極、鉛筆の芯(しん)や、原子炉の中性子の減速材などに用いる。グラファイト。黒鉛(こくえん)。
そうこう‐てんぼく【双鉤塡墨】
双鉤2で写した文字の輪郭の内側を墨で塗り、同じような文字をつくること。
そん‐ぼく【尊墨】
他人を敬って、その筆跡や手紙をいう語。〈日葡〉
たい‐ぼく【台墨】
他人を敬って、その手紙をいう語。芳墨。台書。台翰(たいかん)。
たく‐ぼく【拓墨】
拓本をとること。
つりがね‐ずみ【釣(り)鐘墨】
松煙(しょうえん)に蝋(ろう)をまぜ、釣鐘を扁平(へんぺい)にしたような形に固めた墨。質がやわらかく、乾拓(かんたく)に用いる。乾打碑(かんだひ)。
とう‐ぼく【唐墨】
中国製の墨。からすみ。
なか‐ずみ【中墨】
《墨縄の中央の意》建築物などで、中心線。
なべ‐ずみ【鍋墨】
鍋・釜の底についた黒いすす。
なら‐ずみ【奈良墨】
奈良地方で産する油煙製の良質な墨。