き‐だん【基壇】
社寺・宮殿などの建物の基部に築いた石造や土造の壇。
きょう‐だん【教壇】
教室で授業するときに教師の立つ壇。また、教職のこと。「母校の—に立つ」
きょう‐だん【杏壇】
《「荘子」漁父から》学問を教える所。学問所。孔子が学問を講じた壇のまわりに杏(あんず)の木があったところからいう。
げき‐だん【劇壇】
演劇に関係のある人々の社会。演劇界。劇界。「—の大立て者」
げんし‐きみょうだん【玄旨帰命壇】
中世の天台宗で行われた秘法。摩多羅(またら)神を本尊として、秘密裏に師から弟子に奥義を口伝するもの。のち真言宗の一派立川流の影響を受け、愛欲貪財の邪教と化し、江戸中期に禁圧された。
こう‐だん【講壇】
講義・講演・説教などをする壇。 [補説]「講壇学者」「講壇哲学」のように、他の語に冠して、理論的ではあるが実際的でない意で皮肉めかして用いる。
こう‐だん【降壇】
[名](スル)壇上から降りること。「演説後拍手に送られて—する」⇔登壇。
ご‐だん【五壇】
1 密教の修法(ずほう)で、五大明王をそれぞれ安置する五つの壇。 2 「五壇の法」の略。
ごま‐だん【護摩壇】
護摩をたく炉を据える壇。大壇、円形の水壇、木製の木壇の3種があり、日本では木壇を用いる。炉壇。
さい‐だん【祭壇】
祭りを行うために設けられた壇。神仏・精霊・死霊などに供え物や祭器・祭具を置く。