みぶ【壬生】
京都市中京区の地名。友禅染めの染色工場が多い。壬生菜の産地。壬生寺がある。
みぶがわ‐どおり【壬生川通り】
京都市街地を南北に走る道路の呼び名。北の後院通りから南の九条通りに至る。全長約2.7キロ。平安京の壬生大路にあたる。壬生通り。
みぶ‐きょうげん【壬生狂言】
京都市中京区の壬生寺で、毎年4月21日から29日までの大念仏会の期間中に行われる仮面劇。鰐口(わにぐち)・太鼓・笛の囃子(はやし)に合わせて終始無言で演じられる。約30曲を伝承。壬生大念仏。《季 春》
みぶぎしでん【壬生義士伝】
浅田次郎の歴史小説。平成10年(1998)から平成12年(2000)にかけて「文芸春秋」誌に連載。新撰組隊士、吉村貫一郎を主人公とする。平成12年(2000)、第13回柴田錬三郎賞受賞。平成15...
みぶ‐だいねんぶつ【壬生大念仏】
⇒壬生狂言(みぶきょうげん)
みぶ‐でら【壬生寺】
京都市中京区にある律宗の別格本山。天平宝字5年(761)聖武天皇の勅願により鑑真(がんじん)が開山とされるが、実際は正暦2年(991)三井寺の快賢の造営という。壬生狂言が行われることで有名。心浄...
みぶ‐どおり【壬生通り】
⇒壬生川通り
みぶ‐な【壬生菜】
キョウナの一品種。葉はへら形で縁に切れ込みがなく、香気と辛味があり、漬物にする。京都市壬生地方で古くから栽培。《季 春》
みぶ‐ねんぶつ【壬生念仏】
京都市中京区の壬生寺で、陰暦3月14日から10日間、現在は4月21日から29日まで行われる念仏法会。この間に壬生狂言が催される。壬生大念仏会(え)。《季 春》「うららかに妻のあくびや—/草城」
みぶ‐よもぎ【壬生艾】
キク科の多年草。高さ約1メートル。全体に白毛を密生し、葉は羽状に分裂。夏、淡黄緑色の花を総状につける。サントニンを含み、回虫駆除薬とする。ヨーロッパ原産で、日本では昭和5年(1930)ごろ京都の...