隻手(せきしゅ)の音声(おんじょう)
禅宗の公案の一。両手を打つと音が出るが、片手にはどんな音があるかということを問うもの。思慮分別を越えた絶対の境地に導くものとして、白隠が初学者のために用いた。隻手の声。
せみ‐ごえ【蝉声】
蝉の鳴き声に似た絞り出すような声。一説に、逼(せ)めあげる声の意でかん高い声、また「責め声」の音変化で苦しげな声とも。「—にしぼり出だし読みゐたれど」〈能因本枕・二二〉
せん‐せい【蝉声】
セミの鳴き声。
そう‐せい【双声】
二字熟語の各字の頭子音が同じであること。また、そういう熟語。「磊落(らいらく)」「髣髴(ほうふつ)」の類。→畳韻(じょういん)
そく‐しょう【仄声】
⇒そくせい(仄声)
そく‐せい【仄声】
漢字の四声(しせい)のうち、上声(じょうしょう)・去声・入声(にっしょう)の総称。そくしょう。⇔平声(ひょうしょう)。
そく‐せい【促声】
⇒促音(そくおん)
たい‐せい【大声】
1 大きな声。おおごえ。「—を発する」 2 高尚な音楽。上品な音律。
たか‐ごえ【高声】
張り上げた声。大声。「—を出す」「—でわめき立てる」
たく‐せい【柝声】
拍子木を打つ音。