よみ‐ごえ【読(み)声】
1 読む声。また、その調子。「其—も長閑にして」〈逍遥・小説神髄〉 2 漢字の訓読。「この戒名の—のきたなさよ」〈仮・浮世物語・一〉
よみ‐た・てる【読(み)立てる】
[動タ下一][文]よみた・つ[タ下二]声高に読む。読み上げる。「廿一日のくだりを—・てるに」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
よ・む【読む/詠む】
[動マ五(四)] 1 文字で書かれたものを一字一字声に出して言う。「子供に本を—・んでやる」「経を—・む」 2 文字や文章、図などを見て、その意味・内容を理解する。「小説を—・む」「グラフから...
よめ‐じょ【嫁女】
「嫁(よめ)」に同じ。「『—、—』と源三郎、二声呼んで」〈鏡花・歌行灯〉
よ‐よ
[副] 1 しゃくりあげて泣く声を表す語。「—と泣き伏す」 2 よだれなどが垂れ落ちるさま。だらだら。「筍(たかうな)をつと握り持ちて、しづくも—と食ひぬらし給へば」〈源・横笛〉 3 酒などを、...
より‐あわ・す【寄り合はす】
[動サ下二]一つ所で一緒になる。互いに寄り集まる。「虫も声々—・せて鳴くもただならず聞こゆ」〈栄花・玉の台〉
より‐より【寄り寄り/度度/時時】
[副]《「より(度)」を重ねたもの》ときどき。ときおり。「彼等は—秘密に相語らい」〈秋声・縮図〉
よろぼし【弱法師】
謡曲。四番目物。観世元雅作。大坂の天王寺で高安通俊が、諦観に身を置く弱法師という盲目の乞食(こじき)に会い、それがわが子の俊徳丸と知る。よろぼうし。
日本画家、下村観山の代表作。絹本金地着色...
よわ‐ぎん【弱吟】
能の謡(うたい)の歌唱様式の一。声をやわらかく、旋律的に謡うもの。優美・凄艶(せいえん)・哀切などの気分を表現するところに用いる。柔吟(じゅうぎん)。⇔強吟(つよぎん)。 [補説]ふつう「ヨワ吟...
よわよわ‐し・い【弱弱しい】
[形][文]よわよわ・し[シク]いかにも弱そうである。力や元気がなさそうである。「—・いからだつき」「—・い声で答える」 [派生]よわよわしげ[形動]よわよわしさ[名]