あさ‐つき【浅葱/糸葱】
1 ヒガンバナ科の多年草。地下茎はラッキョウに似る。葉は淡緑色の筒状でネギに似る。食用として栽培。せんぼんわけぎ。せんぶき。《季 春》「—よ香をなつかしみ妹が里/紫里」 2 葉ネギを若いうちに収...
あざみ【薊】
キク科アザミ属の多年草の総称。葉に多くの切れ込みやとげがある。花は、多数の細い管状の紅紫色の小花からなる頭状花。ノアザミ・フジアザミなど多くの種類がある。刺草(しそう)。《季 夏》「妻が持つ—の...
あし【葦/蘆/葭】
イネ科の多年草。根茎は地中をはい、沼や川の岸に大群落をつくる。高さは2〜3メートルになり、茎は堅く、円柱形で、細長い葉が互生する。穂は秋に出て紫色から紫褐色に変わる。若芽は食用になり、茎ですだれ...
あした‐ば【明日葉/鹹草】
セリ科の多年草。海岸近くに生え、高さ約1メートル。茎や葉を切ると黄色い汁が出る。葉は複葉で厚く、冬でも緑色。秋、多数の黄色い小花が集まって咲く。葉を摘んでも翌日若葉が出てくるほど強いので、この名...
アスチルベ【(ラテン)Astilbe】
ユキノシタ科の多年草。中央アジア・北アメリカの原産で、日本には17種が分布。花壇・切り花に用いる。
アスパラガス【asparagus】
キジカクシ科の多年草。高さ約1.5メートル。葉はうろこ状で、茎が伸びると脱落する。主茎から多数の枝を出し、さらに節に細い葉のような枝が数個集まってつく。雌雄異株。夏、黄緑色で釣鐘形の小花をつける...
あずま‐ぎく【東菊】
1 キク科の多年草。本州中・北部の山地の草原に生え、葉はへら状で毛がある。4〜6月ごろ、周辺が淡紅紫色で中央が黄色の頭状花をつける。《季 春》 2 ミヤコワスレの別名。
あぜ‐すげ【畦菅】
カヤツリグサ科の多年草。湿地に生え、高さ20〜60センチ。枝が地をはう。葉は細長く、縁がざらつく。春、茶褐色の雄花穂と黒褐色の雌花穂をつける。
あつ‐いた【厚板】
1 厚みのある板。⇔薄板(うすいた)。 2 厚地織物の一。生糸を横糸、練り糸を縦糸として、模様を織り出した絹織物。多く帯地に用いる。厚絹。厚板織り。 3 能装束の一。2の生地や唐織を用いた小袖物...
あつもり‐そう【敦盛草】
ラン科の多年草。日当たりのよい山中の草地などに生え、高さ30〜50センチ。茎の中ほどに幅広の大きな葉が数枚互生する。初夏に大きな袋状の花を1個開き、花色は紅紫色のほか淡紅色・白色がある。名は、花...