たま‐しだ【玉羊歯】
タマシダ科の常緑・多年生のシダ。暖地の海岸に自生。葉は長さ約50センチで羽状複葉。根に褐色で球形の塊茎をつけ、水分を蓄える。葉を切り花に使う。
たま‐すだれ【玉簾/珠簾】
1 玉で飾ったすだれ。また、すだれの美称。たまだれ。 2 ヒガンバナ科の多年草。地下の鱗茎(りんけい)から細長い葉が群がって出る。夏、高さ約30センチの茎を出し、クロッカスに似た白い花をつける。...
たま‐の‐かんざし【玉の簪】
キジカクシ科の多年草。葉は長楕円形で、縁は軽く波打つ。夏から秋に、白色で香りのある花を総状につける。花は夕方開き、朝閉じる。中国の原産で、観賞用に栽培。
たま‐ぶき【玉蕗】
キク科の多年草。山林に生え、高さ0.5〜1.5メートル。葉は大きく広卵形で、裏面は綿毛が密生し白みを帯びる。葉の付け根にむかごができる。晩秋、多数の白い花をつける。
たむら‐そう【田村草】
キク科の多年草。山地の草原に生え、高さ1〜1.5メートル。夏から秋、アザミに似た紅紫色の花をつける。葉は羽状に深く裂け、とげはない。たまぼうき。《季 秋》
タラゴン【tarragon】
キク科ヨモギ属の多年草。シベリア原産。葉は芳香があり、タラゴンビネガーを作ったり、香味料としたりする。エストラゴン。
たれゆえ‐そう【誰故草】
アヤメ科の多年草。西日本の低山地に自生。葉は長さ15〜25センチの線形で、基部は赤みを帯びる。初夏、アヤメに似た紫色の花をつける。愛媛あやめ。
タロ‐いも【タロ芋】
《(ポリネシア)taro》サトイモ科の多年草。熱帯地方で栽培され、芋を主食とする。日本では奄美大島や沖縄でミズイモとよばれ、栽培される。
たんきり‐まめ【痰切豆】
マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。暖地の山野にみられ、全体に褐色の毛がある。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏、黄色い蝶形花をつけ、秋に莢(さや)が赤く熟すと2個の黒い種子を出す。種子を煎(せん)じ...
たん‐じん【丹参】
シソ科の多年草。高さ40〜80センチ。葉は羽状複葉。春、青紫色の唇形の花を総状につける。根は太くて長い円柱状、外面は朱紅色で、乾かしたものを漢方薬として婦人病などに用いる。中国に分布。日本ではま...