ホップ【(オランダ)hop】
アサ科の蔓性(つるせい)の多年草。葉は卵形で3〜5裂し、長い柄で対生する。雌雄異株で、夏に開花。雌花は淡緑色の苞(ほう)に包まれ、多数集まって松かさ状に垂れる。苞の基部に分泌腺をもち、これに苦味...
ほてい‐あおい【布袋葵】
ミズアオイ科の水生の多年草。多数のひげ根が水中に垂れ、葉は卵形で、葉柄の基部が大きく膨らみ、浮き袋の役をして水面に浮かぶ。夏、花茎を水上に出し、淡紫色の花を総状につける。南アメリカの原産で、明治...
ほてい‐らん【布袋蘭】
ラン科の多年草。高山の針葉樹林下にまれに生える。高さ約10センチ。1本の茎と、1枚の紫色斑のある卵形の葉を出す。5、6月ごろ、紅紫色の花を1個横向きに開く。唇弁は膨らみ、距(きょ)は2裂している...
ほど‐いも【塊芋】
マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に自生し、葉は3〜5枚の小葉からなる羽状複葉。夏、黄緑色の小花を総状につけ、広線形の豆果ができる。塊根を食用にする。ほど。ふど。
ほろむい‐そう【幌向草】
ホロムイソウ科の多年草。高層湿原に生える。葉は半円柱状で細長く、7月ごろ緑色の小花を数個つける。北海道石狩の幌向で最初に発見された。えぞぜきしょう。ほりそう。
ほんぐう‐しだ【本宮羊歯】
イノモトソウ科の常緑多年生のシダ。紀伊半島南部などで、山地の陰湿な場所に生え、葉は長さ約40センチの羽状複葉。
ほんごう‐そう【本郷草】
ホンゴウソウ科の多年生の菌従属栄養植物。常緑樹林内に生え、高さ約5センチで紫色をし、葉は鱗片(りんぺん)状。7〜10月、紫色の雄花と雌花とを総状につける。
ぼう‐ふう【防風】
1 風を防ぐこと。風防。 2 セリ科の多年草。高さ約80センチ。根は垂直に伸びて堅い。葉は羽状に細かく裂け、裂片は細長い。8、9月ごろ、白い小花を多数つける。中国などに分布。漢方で根を発汗・鎮痛...
ぼう‐らん【棒蘭】
ラン科の常緑多年草。樹幹に着生し、高さ10〜40センチ。葉は多肉の棒状。夏、微香のある淡緑色の花が咲き、唇弁は黒褐色を帯びる。紀伊半島以西の暖地に分布。
ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】
セリ科の多年草。海岸に生え、高さ約1メートル。茎は太く、枝分かれし、葉はボタンに似る。夏、白い小花が集まって開く。若葉は食用。